■1.5章|裏話

 あとがき的なもの。

 この1.5章ですが、2章のつなぎとして考えました。
 病気でずっと屋敷暮らしだったロウズと、教会で500年近く閉じ込められてたヴァッサーゴ。
 現代の事をまったく知らない赤子のようなふたりを導く存在が必要だなあ、と考えゲルダを作ったのですが、はじめに考えた1.5章のプロットは今とまったく異なっていました。
 以下は没プロット・・・ですが、ゲルダを気に入ってくれた人は読まないほうが良いかもしれません(^^;でも、創作記録として掲載しておきます。

 はじめに考えたストーリーは、ラストでゲルダが死んでしまうものでした。
 マーケットでロウズ、ヴァッサーゴ、ゲルダの3人が果物屋の店主と話すシーンがありますが、没プロットでは、店主がロウズの男装に勘付き、後にひそかに教会に通報するのです。そこで、ゲルダも魔女であることがばれてしまいます。
 夕方、家に帰ったロウズとヴァッサーゴは、チップや精霊3匹からアナナスの情報を手に入れ、旅立つことを決意します。
 突然の別れにゲルダは悲しみますが、「お守りに」とリボンを渡し、旅立つことを許してくれました。
 ロウズとヴァッサーゴが別れをおしみ、ゲルダと抱き合っていたそのとき。
 帰り道、こっそり後をつけてきた聖職者たちが、みんなを捕らえようと家に押し寄せてきます。
 ロウズとヴァッサーゴは機転を利かせ、掃除のときに見つけた忘却のキノコを持ち出し、聖職者たちに胞子を吸わせて今回のことを忘れさせますが、後に、教会から連絡をうけたグレンが駆けつけ、また対峙することになってしまいます。
「今度こそ」とヴァッサーゴを捕らえようと、銃で足に弾丸を打ち込もうとするのですが、庇ったゲルダが弾に当たって倒れてしまい……しかし最後の力を振り絞って魔術を使い、グレンを足止めします。
 ロウズとヴァッサーゴとチップはそのまま逃げるように旅立ち、見送ったゲルダは安心して息絶える……というストーリーでした。

 なんだか、書いててあまりにもあまりだと思いました。
 あんなに良くしてくれたゲルダばあさんを殺してしまうのはどうなんだ。エキサイティング(?)な話なら良いのか・・・とモヤモヤが募り、もっと作品のテーマにそった内容にできないかな、と練り直しました。
 ロウズたちと対立する存在をゲルダ本人に変更することで、自分の描きたい方向へお話が持っていけたかなと思います。
 あと、冒険ものにおいて帰る場所があるのもイイなと思いました。

 でも、2章はさすがにゆるゆるほのぼのというわけにはいかなさそうです。
 まだ一文字も書いてないので、いつ頃公開になるかわかりませんが(そもそも完成するか謎ですが)また気まぐれに連載しだしたときは、読んでやってくださると幸いです〜。


ゲルダのもとへ紅茶とお菓子をたかりにくる精霊たちの図。あの後懐かれてしまったようで、案外退屈はしていないようです。

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